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二人仲良くカチンコチン

おはようございます。葛です。出かける前の朝更新。固めSS新作です。
本日固めるのはFate/Extraの赤セイバー。石にしてしまえば灰セイバーですね。語呂悪い。
このSSはみつくりざめさんとのブログリンク記念に書いた物です。

赤セイバーの台詞は基本男言葉ですが、これらは皆、丹下ボイスで脳内再生して読んでください。ギャップ萌というやつです。
割と声ありきのキャラ立ちですよねある意味。

エクストラCCCも発売延期してますが、そんな事より月姫リメイクまだかいって話なんですよ。いや、CCCも予約はしてます。ええ。

そんなわけで、固めフェチの方のみ、続きからどうぞ。

あと、毎度のことながら、タイトル何も思いつかなくて、もう、わけがわかりません。






霊子虚構世界SE.RA.PHで行われるもう一つの聖杯戦争。ここでは多くのサーヴァントとマスターが手を組み、他者を倒して聖杯を手に入れるべく熾烈な争いを繰り広げていた。
中でも赤く絢爛豪華な服に身を包んだセイバーと、制服を着た長髪の少女のマスターの組み合わせは、勝ち抜き候補の筆頭である。
特に可憐な外見に似合わぬ豪快な性格のセイバーは、派手である。派手であるが故に、どうしても目を付けられる。それでも大抵の相手なら返り討ちにしてしまうのがセイバーのクラスたる所以だが、この世界での聖杯戦争を運営するシステムそのものを相手にしてしまうと、また話は別なのである。

どーん!がしゃーん!ぼーーーん!
「はっはっは!素晴らしいな奏者よ!やはりそなたは最高だ!余の強さと美しさを存分に引き立ててくれる!うむ!雑魚どもなどこうして瓦礫の下に埋まってしまえばいいのだ!」
「そんな事言っても、流石にここまで壊しちゃうのは、ないと思うな…」
「む、そうか。それはかたじけない。次からは気を付けるとしよう」
「次もでしょう…?」
「これは一本とられたな!はーっはっはっはっは!」
舌っ足らずな少女の声で奏でられる男口調。自信が服着て歩いたようなセイバーであった。その服も、赤い。とにかく赤い。故にあだ名は赤セイバー。豪華なドレスのようでもあり、大きな胸と、完全に股間を強調している大胆な服装は、暴君とでも言うべき豪快さである。
それに比べると傍らの奏者と呼ばれたマスターは、長髪に茶髪、指定された制服を、決められた通りに着こなし、地味な感じを受ける。しかしながらその童顔に似合わず落ち着いた雰囲気は好感を受ける可愛らしさだった。どうやら彼女は、セイバーの「寵愛」を一身に受けつつマスター業をこなしているらしい。二人はこの聖杯戦争における探索や戦闘の行われるエリア内で、今まさにモンスターを倒していた所だった。ついでに、アリーナ内の施設もセイバーの攻撃で片っ端から壊していた。

ガーーーッ!ガーーーーッ!ガーーーーーッ!
突如としてアリーナに響き渡る警報音。それは二人がこれまで聴いたこともないものだった。
「うーむ!壊しすぎたとでも言うのか?この程度で音を上げるとはだらしがないぞ!」
「もう、分かったから。早くアリーナから出よう?」
「そうであるな!流石は余の奏者だ!冷静な判断、感謝するぞ!」
「もう、そんな事言ってないで早く…」
「だが、そうも言ってられぬようだぞ?」
二人の周りの床に穴が開き、四方を見たこともない機械の敵に囲まれた。これがアリーナの防衛装置だろうか。撮影用のカメラの如く黒く武骨なボディに、シャッターの様な丸いレンズが付けられている。
「むう、あのけったいな物体は何だ?」
「わからない…けど、何だかカメラみたいだね」
「かめら?」
「その場にあるものや風景を写して絵に残す機械のことだよ。カメラで撮ったら写真としてずっと残せるの」
「おおお!ではあれは余の肖像を残そうとしているのだな!うむ、何とも良い心がけだ!さあ、遠慮するでないぞ!撮るが良い!はっはっは!」
にわかに機嫌がよくなる赤セイバー。その場に仁王立ちし、腰に手を当て、目をきっと見据えながらも満面の笑顔でポーズを取る。その声に反応したのか、周囲のカメラが一斉に赤セイバーに照準を向け、光線を発射した。
びびびびびび
「あばばばばばば!?」
「セイバー!?」
予想もしなかった事態に動揺する赤セイバーと、マスター。しかし、その笑顔も姿勢も崩れない。
「そ、奏者よ…カメラというものは…こんなに、動けな…い、ものなの…か?」
「セイバー…足が…足が石になってるよ!」
「な…に…?」
赤セイバーに照射されたのは対象を石化させる光線だった。最強を誇るセイバーと云えど、あれだけの光線を一度にまとめて喰らってしまえば一たまりもない。今は何とか残りの魔力で石化の進行を抑えている状態だった。が、それも時間の問題、既に石化は腰回りまで進んでいた。
「むう…難儀な物だが…仕方がない、余の美しさを彫像として残せると、いうのなら、それもまた面白い…」
「馬鹿な事言ってないで!今治す薬を探すから…!」
「はは…良いのだ、奏者よ…これもまた、一つの運命…もはや余には、身体どころか、顔まで動かせん…じき…しゃべ、る…のも…」
「セイバー!?」
「楽し…かったぞ…そなたに…逢え…て……」
最後まで言い終わる前に、赤セイバーの全身は灰色に染まり、完全なる石と化していた。堂々とした姿勢と自信に満ちた笑顔はそのまま、彼女の普段の姿と変わらなかった。その姿がもう動くことは無いという一点を除いて。

「いやぁああっ!セイバー!セイバぁああああっ!」
普段の落ち着いた様子からは離れ、セイバーにすがり付き泣き叫ぶ女学生マスター。彼女もまた、赤セイバーを無二の相棒として、信頼していた。その悲しみは計り知れない。
しかし石化カメラは無慈悲にも、そのマスターに向けて次の石化光線を照射した。
びびびびびび…
「ひやぁあああ…………」
普通の人間で、魔力も抵抗力も碌に無かった彼女は、石化光線を受けると瞬く間に全身が石化してしまった。涙を浮かべ声を上げ、今は灰色となった赤セイバーにすがり付いた姿そのまま石になっているその姿は、自信満々な顔で石化しているセイバーとは対照的だった。二つの石像は皮肉にも一つ所に集まり固まることで喜びと悲しみのコントラストを描いた一個の芸術品として完成したのである。
二人を石化したカメラ達は、最後にもう一度二人に周りの地面ごと石化光線を浴びせ、セイバーとそのマスターの彫像をアリーナと一体化させた。これでもう二人がシステムに人として認識されることは無い。完全にアリーナの一部となり、これからずっと美術品としてこの場所を彩り続けるのだ。

アリーナの深層で、今日も二人は石の身体で訪れる者やモンスターを待ち続ける。
その心がどんなに屈辱にまみれようとも、最後までマスターを励まし続けて笑顔で固まった赤セイバー。
セイバーを思う余り、普段見せることのない悲しみの泣き顔のままずっと固まり続けるマスター。
二人の彫像は訪れた者の目を楽しませるだけでなく、モンスターたちの攻撃の的にされたり、目印にされたり、時には訪れた者が気まぐれで全身を磨いて汚れを掃除していったり…色々な目に遭っている。
二人が一つの彫像となってこの場に留まる時はまだまだ続く。…永久にこのままなのかもしれないが。
彼女たちがそれを受け入れる意志の如何に関わらず、アリーナは二人に石像としての在り様を強制し続ける。
無残にも石化されてしまった彼女たちは、それを受け入れ続けるほかないのである。

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プロフィール

葛

Author:葛
石化や凍結等を扱った固めSSを書いて投稿しています。
月姫リメイクとFLOWERS秋篇が今の生きる希望です。
琥珀さんとエイラ・イルマタル・ユーティライネンを石化する事にかけては誰にも負けません。

固め以外にもアニメとゲームと映画とクラシックなどが好きです。
装甲悪鬼村正 二〇〇九年一〇月三〇日、喜劇の幕が上がる。
折角だから装甲悪鬼村正をやりましょう。

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