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そんなものはじめからない

固めSS新作です。宝石化です。

紛う事無きR18Gなので、苦手な方、18歳未満の方、絶対に読まないでください。

いつにも増して、ひどい話です。


非常に注意したうえで、固め好きの方のみ、続きからどうぞ。





「んーーー!んーーー!もぐぐーーーー!んーーーー!」
密閉された小部屋の真ん中に、メイド見習いの少女が一人縛り付けられている。手足を十字架に縛られ、口には布を巻かれ、かれこれ8時間はここに監禁されている。短く切り揃えたおかっぱから汗がぼたぼた落ち、夏場でありながらしっかりと着込んだメイド服もカチューシャも汗でぐっしょり濡れている。
(くさいよう…こわいよう…何で…私…私…!)
使用人たる者普段から身だしなみには人一倍気を使う。その気持ちを踏みにじられ、自らの汗のにおいを突きつけられる屈辱は相当な物だった。部屋の片隅にある監視カメラをきっと睨む。その先に自分をこんなところに閉じ込めたひどい主人の存在を意識する。あんな、あんな外道の思い通りになってたまるものか。
今までだってお屋敷で粗相をしたメイドが急にいなくなる事があった。特に先月お皿を割ってしまったあの子を私は妹の様に思っていた。それをあいつは、こうして辱めて、何処かに売り飛ばしていたんだ。そうに違いない。
「もが!ももんーーー!」
折れそうになる心を必死に堪えて、彼女は尚も抵抗を続ける。身体の汚れなどもはや構うものではない、必ず生きてここから出る。それだけを考えた。
カメラの傍に設置されたスピーカーから音が鳴る。
『ガー…ピー…白状する気になりましたか。貴女の隠したブローチは何処です。いい加減に教えなさい』
機械を通した淡々としゃべる声。あいつだ。私たちを二束三文でこき使う、この館の主人。悪魔の様な奴だった。常に仮面で顔を隠し、男か女かもわからない。ここに連れてこられてから、一度も屋敷を出られた事なんかない…!
一定時間ごとにこうしてスピーカーから声を聴かされる。そして、頭の後ろの十字架から機械が伸び、口元の布を外された。
「ぷはっ!ぜぇー!はっ!誰がっ貴女なんかにっ!それにっ…私じゃない…しらない…っ!」
久々に戒めを取られて声を出す。可愛らしい声で精いっぱいの恨みをカメラにぶつけるメイド見習い。しかし、やはり彼女の冤罪を信じてくれる主人ではなかった。
ガーと天井に穴が開き、管とホースが伸びてくる。ホースは必死に抵抗するメイドの口元に伸びると、ちょろちょろと水を流し込み始めた。
「いやっやめっごぼぉ!んんんんんんんんんんんん!!!??!!!」
口の中にホースを入れられ、水を注がれる。少量であっても溺れかける。紛う事なき拷問だった。長時間暑い中に居る上での脱水症状を防ぐ役割でもあるのだろうか。メイドにしてみれば堪ったものではない。10秒ほど地獄が続いて、ホースが放された。
「がはっ!げほ…ごほっ…ぉぇ………もう…やだぁ…たすけてよぉ…私が…何したの…」
張りつめていた気持ちが溢れだし涙となって零れ落ちる。ぐしょぐしょの身体で、顔も汗と涙まみれ。幼さが残りつつも端整な顔立ちが台無しである。
『貴方が罪を認めるまで続きます。私も暇では無いのです。早くしてほしい。認めさえすれば、ここから出してあげましょう』
そんなはずはない、絶対こいつはこの状況を愉しんでいる。そう心ではわかっていても『出してやる』という甘言は身も心も憔悴しきった今の彼女の心にすがる様な気持ちを与えた。
そしてメイドの少女は、折れてしまう。
「えぐ…わ…私が…隠しました…!ここから…出してください…助けてください…!」
『なるほど、分かりました。どこに隠したか教えてくれたら出してあげましょう。教えなさい』
「え……しら…ない…だって…だって私!」
『ああそうですか。やはり教える気はないようですね。もう諦めます。さようなら……ガーッ、プツン』
「そんな!出して!お願い!言ったもん!私言ったもん!お願いだからあああ!」
泣きわめいて理不尽な怒りの許しを請うメイド見習いを縛り付けていた十字架が突如動き出す。プシューと音を立てて、ガスが噴き出し少女の身体を包み込む。
「いやああ!何これ!からだがああ!助けてえええ動けないいいい!」
縛られた少女の身体をガスが硬化させていく。少女の縛られた手足が輝きを持ち始め、汗に濡れたメイド服も、髪も、顔も、どんどん硬くなっていった。硬いなんてものではない。少女はダイヤモンドになっていったのだ。
「ぁぁぁぁあぁぁぁぁ…………」
メイド見習いの声の途切れは、その身体が完全にダイヤ化した合図だった。十字に伸ばした身体で精いっぱい抵抗しようとしたが、無駄だった。可愛らしいメイドさんとしてどこに出しても恥ずかしくない彼女の泣き叫ぶ顔は、悲壮な絶望に満ちていた。全身が美しい輝きを放ち、その石の屈折が、彼女を通してみた景色を曲げさせる。巨大な宝石と化した彼女の美術的価値は一体どれだけの物か、はかり知れない。

ガスが晴れて、十字架ごとメイドダイヤは回収される。彼女もいなくなった仲間たちの様に、固められてどこかへ売り飛ばされるのかと思われたが、違った。
『思いのほか素敵なダイヤになってくれましたね。貴女はこの屋敷に置いてあげましょう。ご褒美です』
ダイヤと化したメイド見習いは答えない。答えられない。人間だった頃も主人の思うまま使われていたが、ダイヤとなった今、精神的にも肉体的にも抵抗する術は一切ない。彼女はこの屋敷にこの先もずっと宝石として飾られるだろう。ある時はロビーを飾る置物として、ある時は天井に吊るされるシャンデリアとして、ここに新たにやってくる少女たちに、逆らった者の末路と警告を与え続けるのだった。
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葛

Author:葛
石化や凍結等を扱った固めSSを書いて投稿しています。
月姫リメイクとFLOWERS秋篇が今の生きる希望です。
琥珀さんとエイラ・イルマタル・ユーティライネンを石化する事にかけては誰にも負けません。

固め以外にもアニメとゲームと映画とクラシックなどが好きです。
装甲悪鬼村正 二〇〇九年一〇月三〇日、喜劇の幕が上がる。
折角だから装甲悪鬼村正をやりましょう。

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