Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

-件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

-件のトラックバック

トラックバックURL
http://kohak3.blog.fc2.com/tb.php/15-607f526d
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

こかチキ!

暑いですね。固めSS新作です。

まよチキ石化です。
このSSは七月さんのブログとの相互リンク記念に書かせて頂いた物です。

夏なのに、凍結じゃなくて、石化。
涼しくなくてすみません。

でも涼月奏って名前からして涼しいじゃないですか!
もっと凍るべきですよ!氷像が本来の姿です!今回は凍結ありませんが!

そんなわけで、固めフェチの人だけ、続きから読んでください。


こかチキ!

夏の暑い日、涼月奏が鳥籠を持ってスバルの前に現れた。
中にはやや大きめの鶏の様な生物が入れられている。
「はい、これ。預かりものなんだけど、今日は私が出かけるから貴女が預かってくれないかしら」
「かしこまりました、お嬢様!…それで、なんなんですか?この鶏は」
「鶏じゃあないわ。コカトリスというとても珍しい鳥で、名前はコカちゃんよ。だからチキンにはなれないわね」
「そういう事じゃなくて…あっこっち見た!可愛いー…」
「ふふ、1週間位で預けた人に返す手はずになってるから、よろしくね?スバル」
奏は何やら怪しげな笑みを浮かべながら、嬉しそうにスバルにコカトリスを預けた。

「コカちゃんかぁ。可愛い名前だねー。あまり柔らかくはなさそうだけど、こんな子も可愛いなぁ」
スバルは自室にコカトリスを運び、楽しそうに話しかける。
「どんなもの食べるんだろう…このサンドイッチ食べるかな?」
今日のおやつに目をやって、与えてみようとする。
スバルはコカトリスの入った籠の扉を開けた。
「はい、どうぞ。ベーコンレタスサンドだから、鶏肉とか、卵とか、入ってないはずだけど」
すると、籠を開けた途端に、中のコカトリスがにわかに興奮し飛び出してきた。
「うわぁあっ!だ、駄目だよコカちゃん!ご飯はここだから!」
スバルがサンドイッチを示すも、コカトリスは目もくれず直接スバルに向かって飛び掛かってきた。
不意を突かれて身体に突進されたスバルは、仰向けに倒れてしまう。これが痴漢だったら自慢の格闘で返り討ちにする所だが、コカちゃんは大事な預かりものである。傷つけるわけにはいかなかった。
「いたい…!あれ?コカちゃんはどこ?ひゃあっ!」
転んだまま辺りを見回しても見当たらなかったコカトリスが、スバルの両足をつついている。流石にたまらず、足で払いのけようとしたが…
「あ、足が動かない!?」
自分の意志で足を動かすことができない。おそるおそる見てみると、なんとスバルの足が灰色に染まっている。石になっているのだ。
「ええええっ!?どういうこと!?」
突如訪れる身体の異変に冷静さを失うスバル。何を隠そう、コカトリスの嘴にはつついた物をなんでも石に変えてしまう力があったのだ。
そうとは知らないスバルは足から脚へとどんどんコカトリスにつつかれて石にされていく。
執事の正装で黒一色だったスバルの下半身が、どんどん灰色に染められていく。足が動かせないので手を使って後ずさりしているが、コカトリスはすごいスピードで脚を石に変えていくので間に合わない。下半身が完全に石となってしまったにも関わらず、全く感覚がない。その恐怖にスバルは涙目になっていた。
コカトリスはそのままスバルのお腹をつついて石に変えながら登ってくる。
「こう…なったら!」
胸の上までコカトリスが登ってきた所でまだ石になっていない腕を使いコカトリスを鷲掴みにした。鶏サイズで暴れられると流石に厳しいが、スバルの腕ならなんとかそのまま押さえつけることができた。
「よしっ後は助けが来るまで抑えれば!」
その時だった。
コケーーッ!!

一瞬の出来事だった。
スバルに押さえつけられたコカトリスが、大量の石化ガスを口から吐き出していた。
ガスはスバルの身体にまともに浴びせられ、生身の残っていた上半身を完全に石化させていた。
スバルは一瞬の出来事に驚きを驚きを隠せない表情で固まっている。ぽかんと開いた口はもはや自ら動かすことは叶わず、足先から頭のてっぺんまで、完全に灰色。普段はピシッと執事姿で決めているが、まさか自分がピシッと石になる事など考えても見なかっただろう。
思惑が外れたのはコカトリスの方で、スバルに押さえつけられたまま相手を石にしてしまったため、拘束がきつくてスバルの手から逃れることができなかった。
図らずも、スバルはコカトリスを捕らえることに成功したのである。
しかし石となった今では、自分の成果を確かめることはできなかった。
そのまましばらくの間、スバルは石像として佇み続けるのであった。


時は少し戻って
スバルがコカトリスを抑えていたまさにその時、部屋の外には涼月奏の姿があった。扉の隙間から、スバルが徐々に石となる所を張り付いて見ていたのである。
「ふふっコカちゃんドッキリ作戦、大成功ね。スバルには可哀想だけど…これもお仕事の一環。後でボーナスを出してあげなきゃね…」
そんなことを考えていると、中の様子が少し変わった。
コケーーッ!!
「え、何?」
中でコカトリスが石化ブレスを吹き出したのだ。
先ほどまでは安全圏に居た奏にも、ドアから漏れ出した石化ブレスが当たっていく。
「そんな!こんな…恰好…で………」
奏はドアに手と身体を張り付けて隙間から覗いている珍妙な格好のまま石化してしまった。
フリルの多い服も今は灰色一色、完全に石である。
日常生活では余裕たっぷりに周りを見ている奏も、今度ばかりは慌てた表情を隠せない。突然の出来事に焦り怯えた表情を露わにしたまま石と化していた。
当初の予定ではスバルが完全に石となる手前で助けるつもりでいたのが、二人同時に石化したため不可能となってしまった。

図らずも二人同時に石となったスバルと奏。
どちらも慌てた表情を浮かべているが、その慌て具合では奏がやや上回っているかもしれない。スバルは仰向けに転がって腕を掲げた姿勢で、奏はドアに張り付いた格好のまま石となっていた。
奏が屋敷に人払いをしていたので、二人はしばらくの間、ここで石化し続けることとなった。
不幸中の幸いといえば、スバルがコカトリスを抑えたまま石化したため、この部屋以外に石化の被害が及ぶことがなかったことだろう。
いずれにしても、当人たちには知る由もないことである。
石となっていたおかげで夏の暑い日に汗をかかずに過ごせたという点のみ、良かったのかもしれない…。
スポンサーサイト

0件のコメント

コメントの投稿

新規
投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

0件のトラックバック

トラックバックURL
http://kohak3.blog.fc2.com/tb.php/15-607f526d
この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)

Appendix

プロフィール

葛

Author:葛
石化や凍結等を扱った固めSSを書いて投稿しています。
月姫リメイクとFLOWERS秋篇が今の生きる希望です。
琥珀さんとエイラ・イルマタル・ユーティライネンを石化する事にかけては誰にも負けません。

固め以外にもアニメとゲームと映画とクラシックなどが好きです。
装甲悪鬼村正 二〇〇九年一〇月三〇日、喜劇の幕が上がる。
折角だから装甲悪鬼村正をやりましょう。

最新記事

カウンター

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。