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【シンデレラガールズ】夢は夢で終われない

新作です。
アイドルマスターシンデレラガールズの新田美波とアナスタシアが繁華街の路地裏で老婆に理不尽に石化されてアイドル生命を絶たれる固めSSです。

THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 019 新田美波THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 019 新田美波
(2013/05/22)
新田美波(CV:洲崎綾)

商品詳細を見る

新田美波のシングルCD,最近毎日聴いています。洲崎さんの声にはヒーリング効果があります。


THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 024アナスタシアTHE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 024アナスタシア
(2013/11/13)
アナスタシア(CV:上坂すみれ)

商品詳細を見る

二人目の石像、アナスタシアです。アニメではこの二人がユニットを組みます。

大体4話の後くらいをイメージして書きました。理不尽な話が嫌いな人は読まないで下さい。






346プロダクションに所属するアイドル新田美波とアナスタシアは、二人揃ってユニットでCDデビューする事が決定した。レッスンにレコーディング、学生としての生活。美波たちの暮らしは急に忙しさを増し、そして悩んでいた。
「アーニャちゃん、アイドルってなんだろうね」
「どうしたデスか?ミナミ」
「ううん、私たちが凄く恵まれた環境でお仕事させて貰っているって事は分かってるの。でもね、まだどうして私が選ばれたのか分からないの。本当に私でいいのかなあって」
「ミナミ、悩んでいマスか?」
「そうだね。贅沢な事言っちゃってるなって思う。でも、他の子たちだってみんな素敵なのに……」
「ミナミ、やさしい、です。分からナイなら、勉強、イイと思いまス。ワタシも、手伝いまス」
「ありがとうアーニャちゃん。ごめんね、愚痴こぼしちゃって。私の方がお姉さんなのに、しっかりしないとね」
「Пожалуйста!(どういたしまして)。IDOL、の、勉強なら、私イイとこ、知ってまス。брошюра(パンフレット)、を、貰いまシた」
「そうなの?……『たった一日で身も心もアイドルになれる!完全アイドル資格無料取得講座!』?……アーニャちゃん、これちょっと怪しくない?」
「資格取るの、ミナミも、好きです。しかも、お金かかりまセン。ワタシ、ミナミ手伝いマス!はやく、二人で、行きましょウ!」
そう言うが早いか、アナスタシアは美波の腕を引くとチラシに書かれた地図を頼りに走り出した。
「ちょっと待ってアーニャちゃん!こういうのはプロデューサーに相談してからのほうが……!」
時は夕暮れ。ロシア語交じりの片言で話す白い髪の少女とラクロスのユニフォームに身を包んだ女子大生は、346プロダクションの時計が5時を告げる音から離れ繁華街へと姿を消した。


「おかしいデスね……この辺りの、はずです」
「アーニャちゃん、暗くなってきたし帰ろう?ここは女の子二人で着て良い所じゃないと思うな……」
「そうですネ。ワタシも、少し、怖くなってきまシタ。ごめんなさい、ミナミ」
「ううん、いいの」
地図に書かれた場所を見つけられずに帰ろうとする二人に、皺枯れた老婆の声が届いた。
「お嬢さんたち、アイドルになりにきたのかい?」
「ひゃぁぁ!?は、あ、あの、私たちは……!」
「Да!(はい)ミナミとワタシは、本物のアイドルに、なりに、きまシタ!」
「そうかいそうかい、近頃は養成所だのスクールだの小難しい所に勢いだけで突っ込んでいく女子が多いからね。あのチラシが読めたあんたたちは素晴らしい上玉って事だよ」
「ごめんなさい!私、そう言うつもりはなくて……もう、デビューは決まっているんです。だから事務所の勧誘とか、レッスンとか、別で受けるわけにはいかないんです」
「そんなことはどうでもいいのさ。ほれ!」
ローブの老婆は奥歯からオーブを取り出した。逢魔が時。辺りに闇が訪れる。
オーブは虹色とも無色とも取れる奇妙な光でアナスタシアと美波を包み込んだ。


ШШШШШШШШ

『本日は何と!この度見事オリコンチャート1位を獲得したLOVE LAIKAのお二人にゲストに来ていただきました!新田美波さんとアナスタシアさんのお二人です!どうぞ!!』
沸き上がる歓声と照明の渦に飲み込まれながら、ミナミとアナスタシアがステージに登場する。二人は大きな拍手で迎えられた。
『それではまずは新田さんにお話をお伺いしましょう!新田さん、この度見事オリコン1位を獲得されましたね!今どんなお気持ちですか?』
「正直、私もまだ実感がわかなくて……夢みたいな気持ち、というのかな。でも、アーニャちゃんと二人で歌った曲が沢山の人に聴いて貰えたと思うと、美波、凄く幸せです!」
『ありがとうございます!続いてアナスタシアさんにもお話をお伺いします。アナスタシアさんはロシア人と日本人の御両親をお持ちという事ですが、あえて日本でアイドルを目指そうと思ったきっかけはなんですか?』
「ワタシ、は、日本のIDOLの人が、歌ったり、踊ったりしてるのを、見ましタ。輝くзвезда(星)みたいに、キラキラして、ました。ワタシも、そう、なりたいと、思って、IDOLを、目指しました」
『ありがとうございます!LOVE LAIKAのお二人でした!最後に皆さん、もう一度盛大な拍手を!!!!」

ЖЖЖЖЖЖЖЖЖЖЖЖЖЖ


繁華街の路地裏。ビルの片隅。日がくれて真っ暗になったごみ溜めの様な場所に、二体の石像が転がっていた。
ラクロスのユニフォームを着て長い髪を束ねた垂れ目の少女の石像は新田美波、細い腕と切れ長の目をした西欧の顔立ちを感じさせる少女の石像はアナスタシアである。
「ちっぽけな夢だね。幸せな夢だ。あんたたちならきっと叶えられただろうよ。でもねお嬢ちゃん。夢は叶っちまったらもう夢じゃあなくなるんだ。次の夢を見つけて、それをまた叶えて、また次の夢を見つけて、叶えていく。それがどんなにつらく険しい道なのか。わからないだろうねえ。いっそずっと子供の頃の夢を持ったままでいられたらと何度も願ったよ。そういうわけにはいかない。人は老いるからね。あんたたちは幸せだ。石の身体は決して朽ちない。夢も決して醒める事は無い。ずっと、ずーっと可愛いかわいい小娘のままさ……悪い男に壊されたりしない限りはね。ヒェッィヒュッヒゴフェッホゲッホ。ちょっと夢を吸っただけでこれかい。もう年だね」
そういうと老婆は石化した新田美波とアナスタシアの頭を乱暴に撫でた。二人とも困ったような、けれど仄かに笑顔を浮かべた様な、幸せの最中にいる表情で固まっている。灰色の瞳は何も映しはしない。
「あんたたち可愛いからね、これから大変だよ。石になっても邪な輩が身体を狙ってくる。まあ、こんな場所だからね。頑張るんだよ……石像に頑張るも何もないか。フェッフェッフェ」
老婆がローブを翻し忽然と姿を消した。
後には石になった新田美波とアナスタシアと、飲食店裏のゴミ箱から溢れる悪臭だけが残された。
魔に逢ってしまったアイドルは、身も心も本物の偶像(アイドル)となってただ転がり続けた。誰も嘘はついていない。そこにはただ闇だけがあり、石となった美波とアナスタシアの身体が再び元に戻る事は無い。

その後も二人の石像は誰にも気づかれる事なく一週間程路地裏に放置されていた。粗大ごみの回収車が来た時に、所定のシールが張られていなかったためふたりとも回収業者に頭にぺたりと回収不可のシールを張られてしまった。
それを見つけたこの土地の所有者が二人の石像を回収し、現在は二人とも店員たちに体の隅々まで磨かれた後飲食店の両脇に設置され、メニューの書かれたボードを首から掛けられている。
二人の石像はやがて別々に盗難に遭う事になる。美波はヤクザの事務所の入り口に飾られ、アナスタシアは寂れた公園の片隅で全身を噴水に改造される事になるのだが、それはまた別の話。
アイドルとして光り輝く美波とアナスタシアの運命の星は流れ墜ち、ただの石の塊としてこれから永遠の時を生きていくほか道は残されていなかった。
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葛

Author:葛
石化や凍結等を扱った固めSSを書いて投稿しています。
月姫リメイクとFLOWERS秋篇が今の生きる希望です。
琥珀さんとエイラ・イルマタル・ユーティライネンを石化する事にかけては誰にも負けません。

固め以外にもアニメとゲームと映画とクラシックなどが好きです。
装甲悪鬼村正 二〇〇九年一〇月三〇日、喜劇の幕が上がる。
折角だから装甲悪鬼村正をやりましょう。

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