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【アカメが斬る!】受難の水晶像【R18G】

こんばんは、葛です。本日二作目の固めSS新作です。

今晩深夜に、遂にアカメが斬る!16話が放送されてしまいますね。
それに備えて、またチェルシーを固めました。割とリョナとかある普通にR18Gな固めSSです。苦手な方は決して読まないで下さい。SSですの中にエスデスが混じる。

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(2013/05/24)
タカヒロ、田代哲也 他

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アニメのチェルシーは名塚さんなのでますます尊い。

続きから読むこともできます。






暗殺者チェルシーは失敗した。標的の貴族の家に潜入しメイドに化けて暗殺を成功させてまでは良かったが、逃れようとした所を監視カメラと侵入者探知システムに捕捉されてしまったのだ。今のチェルシーは変身能力を解いて無人のだだっ広い廊下を全力疾走している。
「はぁっはぁっ…こんなに走るの、久しぶりだよっ……!このっ……」
追ってくる警備ロボットの一体にナイフを投げて故障させる事に成功したが、屋敷全体が侵入者を捉える機械と化してチェルシーを追ってくる。いくら逃げても埒があかない。
「あっ……!」
長い廊下の角を曲がった先に置かれていた掃除用のバケツに躓いてしまった。致命的だ。
態勢を崩して一瞬逃げるスピードが落ちたチェルシーの隙を警備ロボットは逃さない。脚を掴まれて、あっという間に何体ものロボットに組み敷かれてしまった。
「私もいよいよこれまでかな……」
チェルシーの頸椎に鈍い痛みが走る。そのまま気を失ったチェルシーは、警備ロボットの手により地下室へと運ばれていった。

チェルシーが目を醒ますと、四肢を鎖で繋がれてベッドに縛り付けられていた。
「まだ生きてる……」
あのまま警備ロボット達に潰され殺される物だと思っていたチェルシーは、まだ自分の意識が残っている事に驚いた。しかし、身体は動かせなかった。ただ鎖に繋がれているだけではない。四肢が動かせない。全身に痺れもある。薬を盛られて、さっきの一撃で神経もやられてしまっているらしい。チェルシーが目を醒ますと、頭にカメラを付けた細長いロボットが語りかけてきた。
「ナカマノバショヲハナシテモラウ」
「なるほど、そういう事か……悪いけど、私もプロだからね。拷問位で口は割らないよ。覚悟はできてる。さっさと殺してしまいなさい」
「ソウトハカギラナイ」
無機質な機械音声を放った後、ロボットはその金属の腕をチェルシーの右膝に振り下ろした。骨が砕ける。薬で麻痺している筈のチェルシーの全身を信じられない程の激痛が襲った。
「ぎゃあぁあああぁぁあっっっ!」
「マダイワナイ」
ロボットはそのままチェルシーの左膝を割った。
「痛い痛いいだぃぃっっ!」
「オロカナムスメダ」
チェルシーの意志は固かったが、痛みに耐えるにはチェルシーの身体は余りにも華奢だった。両膝を粉砕されて、万が一ここから逃れてももはや以前の様に歩くことは困難だろう。
痛みでは口を割れない事が判ると、ロボットはチェルシーのスカートとブラウスを引き裂き始めた。下着までびりびりに引き裂かれて白い肢体が露わになる。身体の所々にある生傷や先ほどのロボットの攻撃で流れた赤い血の染みが痛々しかった。
「やめなさいよっ……やめっ………やめて……………」
涙を浮かべながらも、チェルシーは口を割らなかった。たとえこのまま機会に凌辱されようとも絶対に仲間を売る真似はしないと決めていた。自分の失態で仲間を裏切るくらいなら舌を噛んで死んでやる、そう思っていた。

ところが、ロボットはそれ以上何もしなかった。それどころか、ベッドに繋がれたチェルシーを放置して、そのまま全機が去っていった。
(どういう事……?でもこれで、少しは逃げるチャンスが……)
そうは言っても、チェルシーの身体は微塵も動かない。拘束された上に全身麻酔を掛けられて膝を砕かれたのだ。動けるはずもない。せめて、このまま時間が経過すれば仲間が異常に感づく可能性もある。とにかく今は冷静になる事だ。
しかし、異変はすぐに起きた。完全に密閉された拷問部屋の室温が急激に下がってきた。
「寒い……!まさかエスデスの氷が…!?」
氷の能力者エスデスはその力で何もかもを凍てつかせると悪名高い。しかし、今回の寒さはどうも勝手が違う様だ。単純に室温そのものが下げられている。チェルシーの赤い髪が白く凍り付き、肌も水分がピキピキと凍っていく。刺す様な冷気が痛みとしてチェルシーを襲った。冷気による一種の拷問だ。
「あ……っが………」
冷気で肌を凍らされ真っ白に染まったチェルシーにはしっかりと意識が残っていた。生かさず殺さず、身体の芯まで凍り付く寸前で冷気が調節されていた。
(冗談じゃないわ……こんな………)
チェルシーがカチカチに凍った事を確認した所で、拷問部屋に再びロボットが入ってきた。
「クチガカタイ。シミンノサバキニマカセル」
ロボットはチェルシーの氷像を繋いでいる鎖を外すと、コチコチに固まったチェルシーを担いで屋敷の外へと運び出していった。


日差しの照りつける夏の暑い日だった。
裸に剥かれて大の字で氷像にされたチェルシーの氷は半分溶けていた。しかし、決して動く事はできない。凍りかけのまま広場に立たされたチェルシーは、標的の貴族の娘と思しき女の手により市民の前にその氷像姿を晒されていた。女はチェルシーと同じくらいの年齢に見えた。整った顔立ちに時として浮かぶ醜悪な笑みを隠そうともせず、女は市民に向かって語りかけた。
「善良な市民の皆さん。今日、私は父を殺されました。帝国を騒がすナイトレイドの一味による非道によってです。私は悲しい。暗殺者を赦す事は決してできません。……間抜けにも、父を殺した女をここに凍らせて捕らえる事ができました。女を殺すのは簡単です。しかし、本当にそれでいいのでしょうか。良き君主である父を殺害し、善良な市民の安全を脅かす畜生が真っ当な人間と同じ裁きを受けても良いのでしょうか。私はそう思いません。……ここに私が開発した特殊塗料の入った瓶があります。これだけでは何に掛けても反応しませんが、凍った物体に掛ける事でどんなものでも硬質化させ、水晶に変える事ができるのです。もちろん、私の父を殺した女暗殺者であろうとも。私は市民の皆さんに是非お願いしたい。皆さんにこの小瓶を一つずつお渡しします。どうかその手で、この女を完全なる水晶に変えてほしいのです。………もちろん、協力してくれますわね」
冷たく嗜虐的な笑みを浮かべて貴族の娘は集まった群衆に語りかけた。領主代行の願いを断れろう筈もない。市民たちは一人ずつ小瓶を受け取ると、凍り付いたチェルシーの身体にそれを浴びせていった。ある者は頭の上から流しかける様に、ある者は瓶ごと投げつけて破裂させる様に。チェルシーの凍り付いた身体は、塗料の効果で少しずつ硬質化を始め透き通っていった。
(そんな……私たちは領主の圧政に苦しむあなたたちを助けようと……!)
まだわずかに意識の残るチェルシーに市民たちは容赦なくその身体を水晶化させる液体をまわし掛けていく。最初は遠慮がちだった民衆も次第に興奮してきたのか、中には嬉しそうにチェルシーを水晶化させていく者もいた。
(私は一体、何のために……自分の手を汚して………)
凍り付いたチェルシーの顔面に特殊塗料の入った瓶が当たって破裂した。最後の一人が投げつけたその一撃により、チェルシーの身体は全身が透き通る水晶像と化した。


チェルシーの水晶像は見せしめのためそのまま広場に飾られた。水晶になったチェルシーは太陽の光を浴びると虹色に輝きを帯び、美しかった。
水晶像は意外なほどに硬度が高く風雨に晒されたくらいで壊れる事は無かったが、心無い者がチェルシーの水晶となった右腕と左脚を砕いて盗んでしまった。
片手片足の水晶像になったチェルシーは、受難の像として趣を変えて輝き、それからも歪な形で市民に親しまれ続けていた。
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葛

Author:葛
石化や凍結等を扱った固めSSを書いて投稿しています。
月姫リメイクとFLOWERS秋篇が今の生きる希望です。
琥珀さんとエイラ・イルマタル・ユーティライネンを石化する事にかけては誰にも負けません。

固め以外にもアニメとゲームと映画とクラシックなどが好きです。
装甲悪鬼村正 二〇〇九年一〇月三〇日、喜劇の幕が上がる。
折角だから装甲悪鬼村正をやりましょう。

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